建物診断をご紹介します。
建物の寿命を判断するときに、外観(壁や屋根)と躯体(床下、骨組)などの判断箇所があります。
誰でも簡単に判断できる外観部分のチェックポイントと修理しなかった場合のトラブルをご紹介します。
チェックポイント1 壁を見ると、細かいヒビが入っている。
ほおっておくと・・・
雨水が少しづつ染み込んで、建物の骨部分まで浸透した時に木造であれば、
柱はもろくなり強度が落ち、シロアリの巣にもなります。
鉄骨であれば、サビてしまいます。
チェックポイント2 壁に触ってみると、手が白くなる。
ほおっておくと・・・
塗膜の風化が進んで、さらに防水効果が無くなりますので壁全体から雨水が染み込んできます。
チェックポイント3 カビ・苔(コケ)が生えて黒くなっている。
ほおっておくと・・・
見た目に悪くなる一方であり、建物の内部に湿気が浸透していきます。
ガーデニングの近くで陰になるところに発生しやすい。
チェックポイント4 壁の色が薄くなった気がする。
ほおっておくと・・・
どんどん、色は変化していきます。これは建物が日焼けしたことが原因です。
塗料も紫外線で色おちしてしまうんです。
チェックポイント5 壁の色が薄くなった気がする。
ほおっておくと・・・
外壁パネルは樹脂のコーキングでつなぎ合わせています。このコーキングが劣化して硬くなり、割れて水が染み込みやすくなってきます。
チェックポイント6 屋根の色がはげている。
ほおっておくと・・・
最近増えているカラーベストと言われる瓦は、実は太陽の紫外線や雨を直接受けるため、表面の寿命が短く、4~5年(気候による)に一度は塗り替えがひつようです。ほっておくと防水効果が無くなり、雨漏りの原因になる場合があります。
チェックポイント7 天井・窓周辺にシミがある。
ほおっておくと・・・
天井のシミは少しづつの雨漏りが原因かもしれません。そのほかにも窓のサッシ周辺や日さし部分からも雨漏りする場合があります。早いうちの対策が必要です。
チェックポイント8 柱などの木の塗料がはがれている。
ほおっておくと・・・
塗料がはがれると雨水が染み込んで、腐食します。やわらかくなった木は、シロアリの食糧として最適。また、柱の強度も落ちます。
※どのチェックポイントにも共通するのは早めの対策が被害を最小限に食い止めて建物の寿命を延ばす、ということです。費用も安く済みますので、なるべくほおっておかないようにしましょう。
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