建築塗装の見習い期間から現在まで今年で25年になります。(2011年1月現在)
塗装工事の価格も悪徳訪問販売業者の若干の減少から適正にむかっていると思います。 しかしながら、大手ハウスメーカーなどは、固定経費が弊社などと比較しまして圧倒的にかかってしまうため、 また、金融機関からの借り入れ金返済、宣伝広告費と莫大な支払いが発生してしまいますので、 粗利で50%以上とれという会社も多数存在します。 仕方がないといえば仕方がないかもしれません。 弊社の場合はどうでしょう。 弊社は激安価格なのに安心感、をポリシーにしています。 とはいえ損をしてまで安価にはできません。 弊社もインターネットでの外壁塗装の受注を始めた当初はどちらかといえば職人任せのスタンスで私が最後に足場に上って確認する、 といった形態でした。しかし従業員の目と私の目には大きな開きがあり、 最後に何軒も手直しをしました。 私には見える点、塗料が飛散しているゴマ粒程度のサッシの汚れ、 窓枠と塗装面の境界のギザギザ、敷地内に落ちている細かいゴミ、 塗り忘れ箇所、などなど私には見えても、従業員(職人)には見えていません。 というよりは見えないのです。悪気はないのです。 (私が細かすぎるのかもしれませんが)なぜなら従業員は日当月給、 クレームがついても給料は支給されます。 私の立場とは背負っているものが違います。 私は会社のオーナーです。全責任を負わなければなりません。 お客様からこんな仕上がりではお金は払えん、と言われたら大変です。 ですから、その当時の従業員(職人)には全員に出て行ってもらって、 新しいシステム、自社施工から完全自分施工にチェンジしました。 朝から夕方まで全工程を現場で仕事をするというスタンスです。 これがもっともお客様も私自身も安心できる形です。 価格のほうも厳密に言えば、従来のスタンスなら、 現場に出ない営業マンの私の給料を従業員(職人)たちに稼いでもらう、 というものですが現在では自分の給料は自分で稼ぐ、 というスタンスですので、工事価格に大きく反映できます
昨今ホームページなどで手抜き工事云々というのをよく目にしますが、 手抜き工事という言葉を連呼するほうが、私には、?です。 そんなものしないのが常識、当たり前、です。その先のセンスのいい仕事を目指さなくてはならないと思います。 私なりに言わせてもらえば、その手抜き工事をされていない塗替え後の物件でもセンスの悪い仕事をしているものを見ることがあります。 塗り継ぎがでていたり、ライン出しができてなかったり、ひび割れの補修が下手なため補修跡がクッキリ見えていたり、 あっちこっちに塗料が飛散していたりとクレームにはならなくてもセンスある綺麗な仕事だとは言えないと思います。
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